東証2部への市場替えに伴い部門監査を開始したが、担当者へのヒアリングに留まり、証憑の確認までできていない。内部監査部門の人員が削減される中、内部監査・J-SOX評価に加え、ISMSの監査まで対応が求められていた。

子会社や東京・大阪・名古屋の営業所を含め、全25部門を対象に部門監査の代行を行う。反社会的勢力のチェックや労働環境の整備といったトピックスを含め、監査項目を設定した。設定した監査項目を基に、事前に監査チェックリストを用意し、内部監査部門と監査手続の認識合わせを行った上で往査を行う。規程類や証憑類を閲覧・担当者へのヒアリングを通じ、各部門の往査を行う。往査結果については、監査調書に取り纏め、改善事項がある場合には、改善案を提示した上で、各部門に改善報告書の提出を求めた。最終的には、内部監査実施の総評や各部門の指摘事項を取り纏めた、社長に対する内部監査結果の報告書の作成まで行っている。

当該年度の監査対応が終了した後、監査の実施結果から想定されるリスクを抽出し、発生可能性・影響度からリスクの重要性分析を行う。リスクの重要性分析を基に、次年度における内部監査のテーマ検討まで行っている。また、監査対応を行う中で、監査報告書や改善指示書のフォーマットや記載内容に関する改善提案まで行った。

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